「天然シマアジ」と思いきや、眼が大きい?高さが足りない?ウ・・・。
調べてみると「ギンガメアジ(スズキ目アジ科ギンガメアジ属)」鹿児島県産、盛岡水産入荷。
南日本以南、小笠原諸島、インド洋、太平洋、オーストラリア沖、ハワイ諸島、東大西洋、ガラパゴス諸島など広く分布。
熱帯や亜熱帯のサンゴ礁域や岩礁域、礁斜面などに大きな群れをつくり棲息。
若魚までは汽水域に多く見られる。
食性は肉食性で小魚や甲殻類を食べる。
最大60cm位になり、エラの上に黒い斑点があるのが特徴。
漢字では「銀河目鯵」や「銀紙鯵」と書く。本来は「銀紙鯵」ギンガミ→ギンガメに転訛したようだ。
銀紙→体に銀紙を張ったような魚である。
他の呼び名は「めっき(相模湾・和歌山)」「ナガエバ・シマアジ(東京)」「エバ(高知)」「コゼン(鹿児島)」など。
東京の「シマアジ」は幼魚は体側に6本の暗褐色の横帯模様があるからではないかな?
似た魚に「ロウニンアジ」「カスミアジ」などがいる。
食べ方は刺身、フライ、塩焼きなど。
身質はとてもよく刺身は旨い。写真を見ても脂があるのが分かる。秋から冬にかけて脂ののる魚である。
試食してみたが、さすが天然の味。歯ごたえ抜群、脂もあり旨い。寿司などにしたら旨いのではないだろうか。
ただ南方系の魚にはシガテラ毒を持っている可能性もある。注意が必要!
※→シガテラ毒とはサンゴ礁についている毒のある藻類を食べる魚に蓄積される毒素である。
①嘔吐、下痢等の消化器生涯
②血圧降下や心拍数の減少等の循環器障害
③ドライアイスセンセーション等の知覚異常、縮瞳などの神経障害
④脱力感、関節痛等のその他の障害
などの症状が現れる。