毎日、毎日、ブログネタを探して市場内部を歩き回っている。
「田清水産の魚」から1年5ヶ月。そろそろ飽きてきたのが本心でもある。閃きも薄らいできている。
・・・なんて考えては見ても、閃きもない。仕方ないので写真を撮り歩いた。
今日は岩手県・大槌産のドンコ(エゾイソアイナメ)をと思っていたが、昨年、12月12日に紹介している。
ウーン!今日はスケトウダラ(タラ目タラ科スケトウダラ属)青森県産。「田清水産の魚」では紹介済であるが、再度紹介しよう。
朝鮮半島東岸から日本海、オホーツク海、ベーリング海、カルフォルニア南部に分布。日本では山口県、千葉県以北に生息。
マダラと違い海底に密着の生活ではなく回遊したりしている。適水温度は水温2℃から3℃。三陸沖では水深150mから350m層で漁獲される。
日本海での産卵期は12月から4月。1年で10~16cm、3年で20~38cm、5年で30~42cm、最大で60cm位になる。
幼魚はオキアミや海老類を食べ、成魚は底生の甲殻類や魚類、イカ類など食べている。
かつては漁獲量№1の魚であったが200海里時代を経て激減している。
一般の魚屋さんでは原型をあまり見ることのないスケトウダラはすり身や魚肉ソーセイジなどに加工される。中でも卵巣の塩漬けは「タラコ」「明太子」として広く知れ渡っている。
原型で入荷したら、味噌汁、鍋、煮漬け、唐揚げなどが美味しく食べられる。
鮮度が良くても生食はやめたほうが良い。スケトウダラにはアニサキスの一種が中間宿主としているので、その幼体が多く見られる。アニサキスは人体では成長・繁殖はしないが、消化器官の上皮組織に侵入しすると、激しい痛みと嘔吐などの症状が出る。
漢字で「介宗鱈」「助宗鱈」「佐渡鱈」と書くらしい。
佐渡鱈は、佐渡近海が漁獲量も多く、佐渡→スケトと読むことからスケトウダラと名が付いたとか?
方言や地方の呼び名「スケソウダラ」「スケソ」「ビンスケ」「マゴスケ」「ウマスケ」などがあるみたいだ。
他に、写真を撮ったので掲載しよう。岩手県産スルメイカ。
岩手県・大槌漁港のドンコ(エゾイソアイナメ)