ミシマオコゼ

Filed Under (未分類) by suisan on 08-09-2009

ミシマオコゼ(スズキ目ミシマオコゼ科ミシマオコゼ属)山形県産、盛岡水産。

箱には「無頭タジカ」と記載。特徴の模様を手がかりに調査。ミシマオコゼかキビレミシマにたどり着く。

名の通りキビレミシマは鰭が黄色い。よってミシマオコゼに決定?。

年に数度、見かけるので珍しいと思うが、産地では雑魚として獲れているようだがあまり流通していない。

「オコゼ」との名ではあるが「カサゴ目」のオコゼの仲間ではない。

日本では琉球半島をのぞく日本各地の水深35m~260m程の砂泥底に生息。

肉食性で砂の中に潜って眼と口だけ出し、小魚や小動物など待ち伏せ捕食する。

  

入荷したミシマオコゼは頭なないので写真を添えるが、口が上向きになっいて、奇妙な顔である。

英名では”スターゲイザー”星を見上げる、との名が付いている。

エアラ蓋には鋭い棘があるが毒はないようだ。

名前の由来は漢字で「三島虎魚」と書くそうだが、三島は東海道の宿場、静岡県三島市。その三島の女郎衆が醜悪でみだらなことから付いたといわれる?。それだけ駿河湾、相模湾で獲れたのだろう。

兵庫県淡路島沼島周辺では「沼島虎魚(ヌシマオコゼ)」と言われる。

身質はしっかりしている白身で透明感もあり、刺身にできれば(鮮度が良ければ)薄造りしても旨い。シコッとした歯ざわりが最高。フグに身質が似ているもでちり鍋もいける。他には唐揚げ、煮付けなど。

顔は醜いが旨い魚である。

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