ベニザラガイ(マルスダレガイ目ニッコウガイ科)7月6日盛岡水産入荷、北海道産。
通称「シロガイ」と呼んでるがシロガイは別に存在する。正式名称はベニザラガイ。
サラガイ(一番小ぶり)、ベニザラガイ(アラスジサラガイより小ぶり)、アラスジサラガイ(約10cmぐらい)の3種類ある。混ざり合い入荷するので区別が難しい。
この3種、太平洋側では千葉県以北、日本海側では鳥取県以北の本州や北海道、朝鮮半島以北の沿岸域に分布。
水深20m位までの砂泥底に潜って棲息、入水管を伸ばし海水とともに植物プランクトンなど餌とする。
天敵はヒトデ類、タマガイ類。
産卵期は北海道で6月から10月。地域格差がある。
2枚貝の中では成長は遅いほうで1年で1.3cm、5年で5.3cm、15年で9.3cm。寿命は20年以上。
北海道ではシロガイ(白貝)ジョロウガイ(女郎貝)などと呼ばれている。
写真のベニザラガイは大きい方で約10cmほどあるが、貝の内側は赤みがかっている。
料理は刺身、ムニエルなどの焼き貝、酒蒸し、椀汁など。(サラガイ3種ともほぼ同じ)
刺身は癖が無く食べやすい。軽く熱を通せば甘みが出る。このまま網焼きや酒蒸しが美味しそうだ。