マテガイ(軟体動物門二枚貝網マテガイ科)岩手県宮古産、盛岡水産入荷。
北海道中南部以南から日本各地。並びに朝鮮半島、台湾、中国沿岸に分布。
湾内の砂泥底に住んでいる。
宮古産では小さい物は見かけるが、これほどの大きい物はめずらしい。
漢字では「馬蛤貝」「馬刀貝」などとかかれる。西洋カミソリにも似ているので「カミソリガイ」とも呼ばれる。
細長い貝は、くさび形の足?が出て(下の写真)直角にもぐる。
殻の先端部には1本に癒着した管が出て、入水管と出水管が砂から出ている。(写真下、貝の左方向に水管が見える)
潮の引いた砂泥底の干潟にマテガイの水管の出入りしたところが浅い窪みになっていて、そこに食塩を入れればマテガイが驚き飛び出ると言う。(高濃度の塩分に驚き、貝柱を急激に収縮させるため)
旬は春から初夏。
料理は焼き貝、茹でる、煮る。
殻付のまま強火で焼く。醤油と酒、出し汁とあわせ、降り掛ける。
もっと簡単には、フライパンに並べ、酒をかけ酒蒸しにする。磯の風味がでて最高に旨い。