トビウオ

Filed Under (未分類) by suisan on 26-05-2009

トビウオ(ダツ目トビウオ科ハマトビウオ属)和歌山県産、盛岡水産入荷。

太平洋、インド洋、大西洋の亜温帯から温帯の海に分布。世界で50種、日本近海では30種弱いるようだ。

陸地に近い沿岸部に多く、表層近くに生息し、動物プランクトンを食べている。

マグロやシイラなどの捕食者から逃げるため飛ぶとの事。

水上に飛び出し、海面すれすれに猛スピードで滑降し、一回の飛行距離は300mにも及ぶときもある。

トビウオの仲間はハマトビウオ、ホソトビウオ、ツクシトビウオ、トビウオ(本トビウオ)などがある。

カツオやサンマと同じように、季節回遊する魚で、春先から夏にかけ、日本付近まで北上し、産卵して、秋には南下する。

旬は初夏から夏。

料理は刺身。小骨が多いが脂肪が少なく美味。ワサビより生姜、葱が合う。

「なめろう」が美味しいと言う人もいる。三枚におろし腹骨をとり、血合い、小骨はとらず細かく切る。

葱、みょうが、生姜(ニンニク)味噌をあわせて包丁で丹念にたたく。最高の「酒の友」ができる。

塩焼きやフライにしても美味しい。

トビウオは別名「アゴ」とも呼ばれ、トビウオを材料にした竹輪「あごちくわ」や新島や八丈島ではくさやにも加工される。

そのほかには「アゴ干し」「トビ節」「焼きアゴ」など料理の出汁を取るために使われ、山形県飛島では「酒田ラーメン」、長崎や福岡も醤油ラーメンの出汁としても使われている。

又、トビウオの卵は「トビッコ」として、珍味や寿司ネタに使われている。

大きな目である。

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