ヤリイカ

Filed Under (未分類) by suisan on 16-05-2009

ヤリイカ(ツツイカ目ヤリイカ科)千葉県産、岩手魚類入荷。

沖縄を除く日本列島をぐるり取り巻くように棲息。他には朝鮮半島、九州、中国上海に囲まれた地域に分布。

スルメイカよりやや低温水を好み、沿岸域、海底が岩礁周りの砂泥帯の底付近を回遊。

水深100m~200m以内で行動する。スルメイカより回遊範囲が狭い。

姿形が槍の穂に似ていることから、漁師の間でそのように呼ばれたことが始まりとされている。

見づらいが、特にヒレ(ミミと呼んでいるが)が小さく、しかも鋭いヤジリのように見える。

春から初夏にかけて沿岸に接近し産卵。孵化して夏から秋に小ヤリイカとして市場に流通。

産卵が終われば死んでしまう。寿命は一年。

オスのほうが大きくなり、胴の長さが40cmを超える物もいる。メスは大きくても30cm位。

料理は刺身。「高級なイカ刺し」である。江戸前寿司ではコウイカとヤリイカが「イカ」と称されるが、三陸はスルメイカが主流である。

刺身は透明感があり、甘み旨み、そして程よい歯ごたえがすばらしい。特に活ヤリイアカは最高。

弊社も青森などから活ヤリイカを仕入れ、お得意様に納品している。(不定期)

又、子持ちヤリイカの煮付けが美味いと言う。年を越すとヤリイカは子を持ち始める。

ゲソと子とヒレをあっさりと煮ると最高に美味しいイカ煮ができ、酒が進む。

怖い目つきである。目が薄い膜で覆われている事を特徴とする閉眼類(閉眼亜目)に属す。

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