今日は「幻の魚」「ゼラチン質の魚」として話題を集めている「ゲンゲ」を紹介しょう。
岩手県宮古産、岩手魚類に入荷した「シロゲンゲ」と「カンテンゲンゲ」一つの箱に入り合わせで入荷した。
スズキ目ゲンゲ科。
ゲンゲは主に日本海側が有名である。種類もノロゲンゲ、タナカゲンゲ、アゴゲンゲなど分布。
日本海からオホーツク海など200m~1800mの深海に生息している。
これに対し太平洋側は千葉県銚子沖から釧路、オホーツク南部に分布しているのがシロゲンゲ、カンテンゲンゲ(日本海にも分布)である。勿論3000m位の深海でも撮影されている。
漢字ではシロゲンゲ「白玄華」、カンテンゲンゲ「寒天玄華」と書くようだ。一説によれば捨てていた「下魚(ゲギョ)」が訛りゲンゲになったとか?
現に底引き網に混じって獲れ、シロもカンテンも区別されず捨てられていたようだ。もしくは現地だけの消費だったようだ。
余談だが、弊社社長先週新潟の市場に顔出したら、市場の方々が「刺身で食べていた」と話していた。
今日の鮮度なら勿論刺身OK!食べてみたかったが即、売れてしまった。
料理方法としては、唐揚げ、味噌汁、中華風煮込み、干し物など。
骨はあんがい硬いようだが、身は寒天質で柔らかい。
手早く作業して手早く食べるように。時間を置けば水分が出てくる。(身のほとんどは水分)
シロゲンゲ→ヒレに丸みがある。目と目との間が広い。
カンテンゲンゲ→ヒレの先がとがっている。シロゲンゲより顔が細く目と目の離れも少ない。
ギンポ類もゲンゲ科である。
ちなみに1箱は居酒屋さん、1箱は清次郎南イオン店が購入。味噌汁にするとか?イオン店でご賞味ください。