メガニと元気なツブ

Filed Under (カニ) by suisan on 10-01-2009

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メガニ・ズワイガニのメス。セイコガニとも言う。

ズワイガニはエビ目カニ下目クモガニ科に分類される。漢字で「津和井蟹」とも書かれる。

山口県以北の日本海と、茨城県以北カナダまでの北太平洋、オホーツク海、ベーリング海に広く分布。

水深50m~1200m程の砂泥底に生息するが、主な生息域は200m~600m程の深海。

雑食性だが肉食が強く、貝類や多毛類など捕食。

いろいろ地域ブランドがあり「松葉ガニ」「越前ガニ」など有名。

今日はズワイガニのメス。新潟産。新潟ではメガニ、福井などではセイコガニと呼ばれている。

福井では漁期を11月から12月と定め乱獲を抑えている。

その他の県でも乱獲防止と自然保護を目的にし、漁期を定めている。

食べれるのはこの期間だけ。

オスのズワイガニが24年間に17回ほど脱皮するのにメスは10年間に10回ほど脱皮して成長が止まる。

そのため大きさの差がうまれる。

又、棲息する場所も違う。メスは交尾と産卵が終わった後、水深250mぐらいの海域でメスだけで集団生活。

オスは9月~10月ごろ脱皮してより深い海に分散する。

又、漁期頃には甲羅の中に内子、腹帯に外子を抱き、蟹味噌が加わり絶品とか。

甲羅に身と内子・外子と蟹味噌をいれ甲羅焼きにすれば非常に美味しい。

今日の我が家はとりあえず「味噌汁」にしてみる。

盛岡の老舗魚屋さん「阿部魚店」「星川魚店」そして回転鮨清次郎イオン、津志田本店で購入していただいた。

仙台市場から入荷。

 

メガニだけにしょうと思ったがあまりにも元気な「エゾボラ」に合ったので撮影。

ツブは標準和名がないため統一されていない。地域で呼び名が変わる。

我々はこのツブを「エゾボラ」やただの「ツブ」と呼んでいる。

カタツムリみたいに触覚らしきものを出し自力で箱から出てきた。

刺し身やつぼ焼き。刺身は食感、味と大変美味しい。

今日のツブは北海道産ではあるが、三陸もツブ、アワビの宝庫である。

ただツブには「テトラミン」と言う毒素があるツブもいるので注意。

命にかかわることはまずないが、副交感神経刺激と運動神経抹消麻痺、例えばお酒に酔ったような症状になる。

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