ナメタガレイ

Filed Under (ナメタガレイ(ババガレイ), 未分類) by suisan on 15-12-2008

FC2ブログでは10月20日に紹介したナメタガレイ。

本名ババガレイ→失礼な名前。(カレイ目カレイ科ババガレイ属)三陸ではナメタガレイ。

日本海各地と駿河湾以北の太平洋側に分布。

水深50m~450mの海底の岩礁域に生息。

他のカレイ類は砂泥底を好むがナメタガレイは例外。

一般に北海道の太平洋側に生息している群れは11月ごろから三陸沖に移動し水深100mぐらいの浅い海で産卵。

他のカレイと同じように、生まれたては両側に目がついている。

生まれて20日目ぐらいから目の移動が始まり、片側に集まり成魚となる。

餌はゴカイ、エビ、クモヒトデ類など小さな口で小動物を捕食。

名前の由来は「ぬめりが強く汚い」「顔のシミが老婆のようだ」から来ているとか?

三陸の年越しには欠かせない食材。12月中頃、ちょうど今頃から高騰してくる。

料理はほとんど煮つけ。鮮度が良ければ(盛岡の市場には稀に活で入荷ある)刺身も旨いと聞く。

子持ちナメタガレイの煮付けは、身が絹のように滑らかで子も旨みたっぷりで美味しい。

特にエンガワの脂身とゼラチン質はコラーゲンの宝庫。絶品。

そのほかに「ナメタ干し」。三陸ではこの時期から見え始める。

年配の方はホンカン(硬く干したもの)が好むみたいだ。

個人的には独特の臭いが苦手である。

あぶりながら身をむしり取り酒のつまみに・・・最高と言う方が多い。

写真上2枚は北海道産、盛岡水産入荷。

ナメタ干しは岩手魚類より。

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