棒鱈

Filed Under (は行, 棒鱈) by suisan on 17-11-2010

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11月15日アップした「シマソイ」今日も岩手魚類に入荷。

試食してみたくて刺身にした。

食べて見て一番先に感じたことはソイ特有の身の締まった食感。歯ざわり。

これなら薄造りが出来る。

皮近くには脂身もあり、皮を引くより霜皮造りのほうが旨味も出ると思う。

煮魚も身クズレしないようなしっかりした身である。煮魚が最高である。

再三記入するが、格安。この値段で薄造りできる魚なのだ。

昨日、注文していた「棒鱈」が入荷。北海道・稚内産。

棒鱈とは日本のマダラの干し物。エイリアンの抜け殻ではない。

日持ちをしない鱈を流通させるため、古くから加工された保存食。

マダラの頭、内臓、中骨をとり、塩をふらず1~2ヶ月程度、天日干しをする。

主に12月~2月に製造され、写真のように棒状になる。

食べ方としては金槌で身を砕いて酒の肴にする。

一般的には何日も掛け水をして、水に浸し水を取り替えながら戻し、あく抜きをする必要がある。

柔らかくなったら芋などと炊き合わせ、旨煮、甘露煮、煮魚等に加工される。

海老芋と炊き合わせた料理は京料理として知られる。

棒鱈と芋の煮ものを河原で作って食べたのが、芋煮会の起源とか。

北海道や東北で乾燥製造された棒鱈は京都など関西方面に運ばれ、京都の正月料理となる。

北海道や東北の山間部では保存食となる。

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