カジカ・漢字で鰍(カジカ目カジカ科カジカ属・書物によりカサゴ目とカジカ目と2通りある。どちらがホンと?)
写真は売り物ではない。ブログのために獲ってきてくれた。あえて場所も聞かない。
北海道から九州の山地の渓流などのきれいな水の上流域に棲息。
石ころだらけの川底を好み、水中昆虫や小魚、底生生物など食べる。
産卵期は3月から6月。オスは1週間ぐらいかけ巣?を綺麗にしてメスを誘い産卵させる。
メスは粘着性の黄色い卵を産みつけオスが卵を守る。
このカジカ、海降型(小卵型)と一生を淡水で過ごす(大卵型)と二種類いると思われていたが、最近はまったく違う物との結論が出た。(それでカサゴ目、カジカ目なのか?)
盛岡は水の都、北上川と雫石川、そして中津川の3っの川が市内で合流。
子供の頃は中津川でよくカジカ獲りをした。
川底の石垣の間に川虫を餌に糸を垂れるとはねるようにカジカが現れ餌にくらい付く。
浅瀬では手掴みでも獲れた。
高校の合宿で空き時間、カジカ網で大量にカジカを獲ったら、その日の晩飯にカジカの唐揚げが出され、35年も前のことであるが、同級生に合えば(同じクラブ)今でも話題とされる。
料理は塩焼き、唐揚げ。小さくても脂があり非常に美味い。焼いていても香ばしさが最高。
旬は夏から冬。特に冬の抱卵時期は格別に旨い。
川底で生活するため石を食べ?急流では流されないように”重し”にしている。
料理は必ずエラ、内臓はとらなければならない。手間はかかるがその反響は必ず来るはずである。
私のオヤジ(現86歳)は良く串焼きして干し、煮物などに入れてくれた。勿論保存食でもあった。
現在は養殖をしている所もあるとの事。常時入荷できれば温泉旅館などの献立に入れればよいのだが、と考える。
(ちなみに現在は盛岡の中津川ではカジカは保護されているので注意)