9月27日岩手魚類に「バショウカジキ」が入荷した。岩手県・山田産。
あまり興味がわかず見てみぬふりしていたが、結局、店で購入。
卸して清次郎イオン店と清水町田清魚店本店が購入していった。
興味がわかないのはカジキの中でも、食用としてあまり評価が良くないからだ。
だが、卸し身を見れば脂が見える。とても旨そうである。(興味がわかなかったので卸す前の写真を撮らなかった)
バショウカジキ(スズキ目マカジキ科バショウカジキ属)
東北以南の太平洋、インド洋の温・熱帯海域に分布。
初夏から秋にかけ暖流のさす地域で取れる。餌を求め海面近くを回遊している。
カジキ類全般であるが高速で泳ぐことが出来、バショウカジキは大きなセビレを使い、急ブレーキをかけることが出来る。
漢字で「芭蕉梶木」と書きバショウの葉のように広い大きなセビレをもっているから。(標準和名)
英名では”sail”帆を指す。食べる習慣のない海外では”釣り(トローリング)”で人気がある魚である。
食性は肉食性で魚類や頭足類など食べている。最大で3.5mぐらいになるが通常2m前後が主流。
食材としてはやはり刺身。だが、脂分が少なくあまり評価が良くない。(今日の物は脂分はあるのではないかな)
他の料理としては油を使った料理に向く。ムニエル、フライなど。でも火を通せば身がパサパサになる。
又、刺身などでもスジが強く困ったカジキである。これが評価の低い原因である。