コマイ

Filed Under (コマイ) by suisan on 15-01-2009

Tagged Under :

コマイ(タラ目タラ科コマイ属)北海道・厚岸産、盛岡水産入荷。

漢字で「氷下魚」「氷魚」と書く。カンカイ「寒海」とも呼ばれる。

厳寒期に氷を割って漁獲(氷下待ち網漁)した事からついた名前かな?

アイヌ語でコマイは「小さな音の出る魚」。

日本海、オホーツク海、ベーリング海など北太平洋に分布し、水深200mより浅い海に生息。

夜行性で群れて動いている。12月後半から2月中旬に釣ることが可能。

成魚は全長40cmほど。3つに分かれた背びれと2つに分かれた尻びれを持つタラの仲間。

下顎より上顎が前に突き出ていて、下顎にあるひげが短いことでマダラやスケトウダラと区別できる。

主に北海道で獲れ、干物や魚肉練り製品の材料となる。

我々が良く見るコマイの干物は、頭と腹を取った1匹丸ごとのものが多い。

開いて干したものもあるとか。

丸ごと干したものは硬いが噛んでいると甘み旨みが増す。マヨネーズ、醤油、七味唐辛子を付けて食べると尚美味しい。

今日のように「生」は盛岡でも珍しく、煮付けや開いて塩焼き、卵巣は煮付けが最高。

ある書物には「背開きにして卵巣を付けたまま干し、ともに焼き上げると美味しい」とある。

Post a comment

ads
ads
ads
ads