イボダイと海藻

Filed Under (イボダイ) by suisan on 06-01-2009

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イボダイ(スズキ目イボダイ亜目メダイ科メダイ属)高知県産。

生息域は宮城県や秋田県以南東シナ海とあるが岩手沖でも多少は獲れる。

魚やになりたての頃、何で「イボダイ」というのか?の素朴な疑問があった。

イボ(顔などにできる腫れ物)らしきものはない。

漢字では「疣鯛」。灸のただれたものを「疣生(いぼお)」といい、エラの後方上に黒いシミ状なものがあるためイボダイと呼ぶ。

他にはエボダイ(東京)、シズ、ボウゼなどの呼び名がある。

1歳で約14cm、2歳で17cm、4歳で20cmほどになり、産卵は春から夏。

四国徳島では丸のまま酢で〆て姿寿司「ぼうぜのすし」として祭り用の魚料理となる。

一般には干し物、塩焼き、煮物、ムニエルなど。

干し物は旨いが近海物は高価なため干物になることが少なくなった。

良く見かけるのはマルイボダイや近種の輸入魚が多いので注意。

バターと相性が良いのでムニエルは非常に美味しい。

 

年が明けてから海藻を見かけるようになった。

今日は北海道産のマツモと岩手県産のワカメ。

茶色だが湯を通すと鮮やかな緑となる。

お吸いや味噌汁、ワカメはしゃぶしゃぶにすると香り、歯ごたえが良い。

春の味覚である。

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