イシナギ

Filed Under (イシナギ) by suisan on 05-12-2008

イシナギ(スズキ目イシナギ科イシナギ属)神奈川県産、仙台市場から盛岡水産経由。

北海道から高知県、石川県などのやや深海に棲息。

若魚には黒褐色の体に5本の白色縦線がある。

最大で2mほどになり、背びれの棘と軟条の間は深く切れ込んでいる。

尾びれの縁は直線状である。

料理としては刺身、鍋、ムニエル、フライなど。

身はやわらかく脂で白濁りしている。

鍋に入れると出し汁が白く濁るので湯引きを確実にする。

小型な方が、身に透明感があり、刺身は白い身と血合いの赤がきれいで、尚、美味しい。

鍋にしろ、刺身、ムニエルなど全てに旨い。

ただ肝臓だけは食べないこと。

肝臓にはビタミンAが多く、過剰摂取で食中毒を起こす。

ビタミンAは人間にとって不可欠な栄養素。

脂肪性なため排泄されにくく、過剰に摂取すると体内に大量に取り込まれ、健康被害をもたらす。

イシナギの肝臓を食べてから30分~12時間で発病する恐れがあり、激しい頭痛、嘔吐、発熱、顔面のむくみ等の症状が起こる。

約1ヶ月にわたり、手足などの皮がむける特異な症状を起こす。

可愛い顔である。

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