以前fc2ブログ「田清水産の魚」にて5月8日に紹介した「モウカの星」
モウカザメ(毛鹿鮫、ネズミザメ目ネズミザメ科)の心臓。
モウカザメは全長3m。英名はサーモンシャーク。地域によってはカドザメとも呼ばれている。
太平洋北部に生息。日本では九州、四国以北からオホーツク海など寒冷な環境を好む。
サケやニシンを捕食することでも有名。亜寒帯海域では(他のサメがいないため)天敵はいない。
回遊によってはハワイ沖まで南下した記録がある。
特殊な筋肉系、循環系により体温を海水温より高く保ち、高速遊泳を行う。
そのモウカザメの心臓を「モウカの星」呼ぶ。
外側の膜を剥がし、薄くスライスして刺身で食べる。ニンニク醤油やショウガ醤油で食べる。
勿論鮮度が良くなければならない。
ほかに酢味噌が合うようだ。刺身がいやな方はスライスして塩焼き。食感がたまらない。
血抜きを行うことを忘れずに。
モウカザメの身は白身でタンパク、クセがない。
かまぼこには利用されずに、煮物、焼き物、揚げ物などに用いられ、惣菜用の魚。
ヒレは加工され「ふかひれ」になる。
写真は昨日、12月8日(月)午前6時51分の仲卸売り場。
普段なら買出し人いるはずなのに、買出し人の姿が見えず。
寂しいかぎりだ。