オオグチイシチビキ

Filed Under (未分類) by suisan on 18-05-2010

今日も築地の・・商店斉藤さんから「ヒメダイ、11.9kg」が送られてきた。

ヒメダイ?紹介済の魚か、と思いながらも写真に収めた。

  

でも、顔つきが違う。ヒメダイ(オゴダイとも言う)はもっと顔が可愛らしい。尾もこんなに長くない。

どちらかといえば怖い顔である。

いつも魚のお勉強している星川魚店の若旦那が「ギンマツだ」とのこと。

色々調べてみれば「オオグチイシチビキ(スズキ目フエダイ科イシフエダイ属)」東京・小笠原産。

  

エアラの中、口の中が銀色。珍しい。私もこんな綺麗な鰓をはじめて見た。

確かにヒメダイとは違う。

分布域は日本近辺では西南諸島、小笠原諸島。インド洋、中部太平洋、南アフリカ西岸。

水深100m~300mほどに生息。漢字では「大口石血引」

生態などはあまり知られていなく、色々調べてみたら小魚は「雑魚」として扱われ、食用の話は聞かないとのこと。

だが、小笠原諸島や高知、沖縄などでは結構評価が良く、高価の部類。不思議な魚である。

刺身も旨く、白身魚で色々な料理に使えるようだ。特に油との相性は抜群。洋食材料に最適。

回転鮨清次郎に南イオンの北田氏に依頼。

どんな味かは南イオン店で確かめてみてください。

イヌゴチ

Filed Under (未分類) by suisan on 17-05-2010

最近、「手抜きブログ」で魚の紹介をあまりやってないので、心配して築地の・・商店の斉藤さんが”珍しい魚”を送ってきてくれました。感謝・カンシャです。

調べてみれば”イヌゴチ”カサゴ目トクビレ科、北海道産。

  

トクビレ科にはトクビレ(ハッカク)やクマガイウオ、アツモリウオなどがいます。

写真を見ても一寸マニアックな魚ですね。

  

生息域は富山湾以北の日本海(島根以北?)、北海道周辺海域からオホーツク海、ベーリング海。

水深150mから300mの砂泥底に生息。

底引き網や蟹カゴ漁などで獲れているようだ。

最大で40cmぐらいまでなる。

  

コウモリみたいだとか、トカゲ、サメなどいろんな見かたがあるようだ。

とにかくユニークな顔、かたちである。迷彩服のような模様も面白い。

正面から見れば「グレムリン」の出てきそうな”怪獣”顔である。尾は白い縁取りがある。

北海道では「トクビレ(八角)」に煮ているので「ロッカク(六角)」などとも呼ばれているとか?

お腹には足のような鰭があり、これを使って海底をあるいている。

料理方法は?。乾燥させ装飾品になるが食用としての価値はないようだ。(数があまり獲れないからかな)

北海道では刺身で食べているとか、の情報もある。

築地の斉藤さんは「刺身用で売ってた」との事。

とにかく面白いサカナである。

マフグ・ヒガンフグ

Filed Under (未分類) by suisan on 15-05-2010

昨日撮影のマフグの剥き身と白子。

  

盛岡水産入荷、青森県産。上は腹側から見た状態と背側から見た状態。

マフグはサハリン以南の日本海、北海道以南の太平洋岸。黄海から東シナ海に分布。

フグの中では安いのはこの「マフグ」と「シュウサイフグ」。(ただ、フグだから他の魚よりは高い)

卵巣、肝臓は猛毒、皮膚と腸は強毒。精巣と筋肉は無毒。

  

写真はマフグの白子(精巣)。さばいた会社の証明用紙。

無毒の部分だけ出荷してきている。

マフグは沿岸域から大陸棚緑辺に生息し、肉食性で甲殻類や軟体動物、小魚など食べているようだ。

剥いた身は唐揚げや味噌汁にする。鮮度が良ければ刺身が一番旨いが、鮮度が落ちやすい。

 

ヒガンフグ、岩手魚類、青森県産。

  

通称「アカメフグ」だが、アカメフグで検索すれば違うフグが出てくる。

漢字で「彼岸河豚」と書き、彼岸の頃に獲れるからとか、食べると彼岸に行くから、とか?(死んでしまうほどの猛毒がある)

生息域は日本各地。黄海から東シナ海。

マフグと同じように肝臓、卵巣は猛毒、皮膚と腸は強毒、精巣は弱毒、筋肉のみ無毒とされているが、自然界では多種多様が交雑し、有毒の固体が見つかった例もある。毒が見えないだけ判別しがたい。

書物によっては「食用に適さない」ともある。

どちらにせよ”フグ料理”は専門家に依頼したほうが良い。

ヒガンフグは沿岸の岩礁域や防波堤周りにも見られる。又、湾内の砂泥底にも見られる。

食性はマフグと同じ肉食性で同じような物を食べている。

再度お話しよう。「ふぐ料理は専門家にお任せしてください」!!!

大粒なカキ

Filed Under (未分類) by suisan on 14-05-2010

岩手魚類入荷、岩手県・宮古産のムキカキ。

  

この時期、宮古の漁協で「花見カキ」なるカキを出荷している。

カキのシーズンに出荷せず、我慢して大きく育てた物である。

ただ、「花見カキ」はごく少数の漁協が出荷して有名になったが、写真は同じ宮古産であるが「花見カキ」の名称は使えないと思うので「大粒なカキ」としよう。

日に日に大きくなってゆく。今まで見たムキカキのなかで最大級だと思う。(イワガキではない)

店先に陳列しているだけで、通る人が足をとめ、見てゆく。

「カキフライにしたら火が通るのか?」など話している。

個人的にはフライより蒸し焼きのほうが好きである。

フライパンに並べ、酒をかけ蓋をして蒸す。(酒蒸し)

レモンを搾って大きな口で丸々食べる。考えただけでヨダレが出る。”ゴックン”

 

最近、岩手魚類に入荷している千葉県産ハチビキ(通称アカサバ)。

  

皮をひいた状態。表面の白いところは全て脂。旬は今から夏なのですばらしい脂を蓄えている。

不思議なものでこの脂、赤い身の中までは入っていない。皮下に蓄積されているのだ。

見た目はイマイチだが旨い魚である。(季節限定かな)

  

同じく岩手魚類に「サメの心臓」と「タコの卵」が入荷していたので写真に収めた。

魚がいっぱい、だが・・・

Filed Under (未分類) by suisan on 13-05-2010

競合の前、元卸の写真左→岩手魚類。右→盛岡水産。

  

魚が多い。良いことではあるが・・・下は仲卸の通路。買い出し人がいない。

GWは良い結果が出たようだが、明けてからこんな状況が続いている。

行楽にお金を使い果たしたのだろうか?

5月10日撮影の「イソツブ(北海道産)」と5月11日撮影の「アオリイカ(福岡産)」

  

アオリイカは昨年5月25日を参照してください。

http://blog.tasei.jp/suisan/archives/date/2009/05/25

今日撮影の岩手県・宮古産「本マグロ」28kgと同じく宮古産「アンコウ」19.6kg。ビックサイズのアンコウ。

  

あれほど魚があったのに「手抜きブログ」とは残念。

ニッポンモガニ

Filed Under (未分類) by suisan on 11-05-2010

数日前、会社の水槽を掃除したら一匹の蟹が出てきた。

色々調べてみたが「ニッポンモガニ」だはないかとの結論が出た。

福島県小名浜沖から東シナ海に分布しているモガニの一種。

水深60mから330mの砂泥地に生息しているようだ。

どうして我社の水槽に???鮑にまぎれてきたのだろう。

  

裏返しての写真と正面からの写真。暗くて見づらいことをお詫びします。

全長2cmぐらいの小さな蟹でたぶん食用とはされていないと思う。

甲殻類十脚目クモガニ科モガニ属。

名前がいいね「ニッポンモガニ」漢字では日本藻蟹、だと思う。

モスソガイやキチジ

Filed Under (未分類) by suisan on 10-05-2010

今日の盛岡の最低気温2.7度。寒い。

例年だと春霞がかかり岩手山もぼんやりとしか見えないが、ハッキリ、クッキリ見えたので撮影。

  

市場には色々な魚が見える。青森・大間のモスソガイ(左)。

北海道産の「新物のマスコ」(右)。見た目は悪いが非常に旨い。

関東以南では「筋子」をあまり食べないようだが、北国でがおにぎりの具や朝食の一品となる。

筋子は紅鮭やギンザケなどの卵を塩漬けしたもの。写真はマスの卵。粒が小さい。これがまた高価。

ご年配の方々が購入しているようだ。

  

青森県産のキチジ。キンキンとかメンメなどの呼び名がある。北の魚で、日本海には生息しないようだ。

旬は秋から冬なのだが、写真は丸々と太り旨そうである。焼き、煮と最高な魚である。

今日も手抜きブログです。

ウニ・海ぶどう・アオリイカ・マス・シシャモ

Filed Under (未分類) by suisan on 08-05-2010

市場の魚の写真を掲載(手抜きブログ)。

  

ウニ、左は大槌産の塩水ウニ。右はパックウニ。(5月7日撮影)どちらも岩手県産。

昨年に続き今年も”三陸産ウニ”は豊漁のようだ。

ウニと鮑は同じ海域で育つと言う。鮑と同じコンブを食べ育つのだが、ウニが豊漁のため鮑の餌が不足していると言う。

ウニは安くなるが鮑は高値になりそう。鮑にとってウニは邪魔者。もったいない話である。

  

沖縄産ウミブドウと福岡県産アオリイカ。どちらも夏のイメージ。

5月4日にも”怠け者のマス”の写真を掲載したが、今回はもっとすごい。胴高が20cm以上もある。

(私のモノサシが15cm、大きさ、太さが分かる)

6.7kg。見る人全てが「すごい」の一言。(岩手県・宮古産)

盛岡市内の小料理やさんのママさんが購入。どんな料理に変身するのだろう。

一旦、冷凍し「マス寿司」でも作ったら旨そうである。

北海道産シシャモの一夜干し。(半生干し・冷凍で入荷)

昨シーズンは生のシシャモの入荷を盛岡では見なかった。忘れていた頃に”一夜干し”での入荷。

秋田の温泉旅館さん、グループの「がっつり食堂」「フェザンの田清魚店」が購入。

当然、私も少々購入。本シシャモの味を堪能して、今晩の酒の友にしよう。

ホッケ他

Filed Under (未分類) by suisan on 07-05-2010

連休があけ入荷が戻り、鮮度抜群の魚が入荷してきているが、今日は昨日撮影した写真を紹介しよう。

岩手魚類入荷、岩手県産ホッケと千葉県産サバ。

  

盛岡水産入荷のシロボタン(トヤマエビ)とナンバンエビ(ホッコクアカエビ)どちらも山形県産。

  

岩手魚類のイシナギ。(岩手魚類入荷)

  

コケも大きいので右のようにコケをスキ引きし三枚卸にする。

まだまだ大きくなる魚であるが、写真は丸々と太っている。それもそのはず卵だけで3kg近くあった。

このサイズが2本入荷。一本は市内のホテルさんが購入。

残り一本は、秋田の温泉旅館とフェザンの田清魚店で半身づつ分けた。

ユメカサゴとハチビキ

Filed Under (未分類) by suisan on 06-05-2010

ユメカサゴ(カサゴ目フサカサゴ科ユメカサゴ属)長崎県産、盛岡水産入荷。

写真は5月4日撮影。以前にも紹介した気がする。

岩手県以南、東シナ海、朝鮮半島。水深200mから500mの砂泥底に生息。

  

アラカブ、カグラ、オキカブ、ノドクロ(鰓部分が黒いので)などの呼び名がある。

箱には「カブ」のみ記入してあった。

刺身は霜皮造りが良い。透明感のある白身で上品な味わい。

鍋やブイヤベースなどに用いる。煮魚は最高な魚である。

 

連休があけ魚の入荷も良くなってきた。

写真はハチビキ。岩手魚類入荷、千葉県産。先月4月2日に紹介している。

冬から夏にかけての旬と聞き、卸してみた。(写真は撮らなかったが)

アカサバとも言うがサバの仲間ではない。(形が似ているため)

  

身は赤みだがクセがない。しかもすごい脂。

回転鮨清次郎イオン南店北田氏が「この魚は旨い」といいかけると同時に購入してくれた。

味を見たい方は出かけてみてはいかがかな。

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