Filed Under (ふるさとはまけない) by suisan on 12-05-2011
あの震災から昨日で丸ヶ月。激動の月日が通り過ぎた。
ものすごく長く感じられた方、短く感じられた人。それぞれの環境で大きく変わるのだろう。

上のシールは震災直後から見られ、「元気だぞ」をアピールしている。
下は5月10日に見かけたシール。宮城県らしさが出ている。魚はムキガレイ。

徐々に港や加工工場も復興され、色々なシールなどが見られ、多くの方々の奮闘している姿が目に見えるようだ。
下の写真はやはり10日に入荷した岩手県・宮古に水揚げされた「ギンダラ」。

体長は50cm前後と小ぶり?ではある。
よく見かけるのは輸入物で近海物は珍しいのではないか。
この鮮度なら刺身もOK。

ましてや煮魚にしても、漬け魚にして焼いても旨い魚である。
宮古市場の他、昨日は大船渡港が稼動し、ゆっくりでは有るが確実に港は動き始めている。
声を大にして”みんなで三陸の魚を食べ、復興に力を与えてほしい。”
Filed Under (久々の宮古産, 近況) by suisan on 12-04-2011
Tagged Under : 久々の宮古産
昨日で3月11日の震災から丸1ヶ月。
津波で大きな被害をうけた三陸の港が少しづつではあるが復興しつつある。
盛岡市中央市場にあっても昨日の午後2時46分には「黙祷」し、ことの重大さを改めて認識した。
福島や茨城では依然大きな余震が連続している。
今日、当市場に宮古魚市場で競にかけられた商品が、久しぶりにやってきた。

久々に見るこのシールとパーチ。
元盛岡水産に勤務していた佐々木誠一君の「佐々幸商店」。
盛岡水産にはほかにナメタガレイ(ババガレイ)やタラ。岩手魚類にはコダラなど。

量はまだまだ少ないが、一日も早く「元気な三陸」を取り戻してほしい。
話は変わるが、数日前に岩手県二戸の酒屋さんが全国放送で話していた。
「風評被害で岩手の品物が売れない。このことが我々を二次災害で導く。是非、岩手の酒、食材を消化してほしい」
我社の観光地のお得意様も観光客がなく、苦しんでいる。当然、納入業者の我々もきびしい時をむかえている。
まだ余震が続いているが、収まったら多くのお客様が岩手の観光に来て、大自然と復興した三陸を見てください。
がんばろう東北、立ち直れ岩手!!!
Filed Under (近況) by suisan on 08-11-2010
午前、会議がありブログが遅れた。
今朝、魚の入荷が豊富。何度か競場を見て回ったが、もの珍しい魚にはめぐりあわなかった。
そこで店に来た”魚たち”の写真をアップしよう。

店の陳列の一部。魚が豊富中には青森県産イシダイ。1尾約500g前後(右)

北海道産生スケコと韓国産タイラガイ。

宮城県気仙沼産エチオピア(縞カツオ)。
何故か魚の入荷が良くなると「暇」。
先週までのあわただしさがうそみたい。魚を買ってきても売れない、いや、お客様が来ない。
どうゆう関係?
11月はスキー場近くのホテルさんなど、冬バージョンへの切り替えで、休館するところが多い。
当然、担当者も売上確保に苦慮する時期である。
かといって市内も特別なイベントでもない限り大幅な売上が見込めない。
苦しい1ヶ月が続く。
Filed Under (寂しい) by suisan on 01-11-2010
Tagged Under : 寂しい
10月30日をもって営業をやめた水産仲卸がある。写真左。
非常に寂しい。
不景気のあおりと顧客の極端な減少が原因?時の流れについてゆけないと、会社経営も難しい。
「今までこうしていた」の理屈は合わない。
従業員のほとんどは以前に我社に移籍したが、残った人たちはどうするのかな。

季節はずれの台風の影響で魚の入荷が少ないか、と思われたが、今日の段階ではあまり感じなかった。写真右。
若干の高値ではある。
入荷の魚を見て回ったが、やはり冬の魚に移行している。
アンコウや生タラコ。

下の写真はハタハタ。北海道産。

子持ちのためブリッコがはみ出ている。
今日から11月。今年もあと2ヶ月。当然、冬に向かってまっしぐら。魚たちも・・・。
Filed Under (出鼻挫かれる) by suisan on 26-10-2010
Tagged Under : 出鼻挫かれる
昨日の思いを決意し、元卸売り場へ何度か足を運んだが、残念なことにめぼしい魚がない。
そういえば昨日はカツオの入荷がなかった。海が荒れているのか。
天気予報図を見ると等圧線が中国大陸からせまい間隔で日本を覆っている。
上空はかなりの風が吹いているのだろう。(内陸にいれば分からない)
それが原因で海が荒れ、漁が厳しくなっているのだろう。
「休み明けは魚の入荷がかなり少ないと思う」元卸の担当者の声。「イカはまったく入荷がないかも知れない」との事。
出鼻を挫かれた感じ。
仕方ないので、写真に収めたがアップしていなかった魚を掲載しよう。
10月14日富山産カワハギ。小さい。皮を剥いだ状態で10cmぐらい。どのように料理すれば良いのか???。

右は10月15日青森県産フジツボ。どちらも盛岡水産入荷。
そして大型のタイ。岩手魚類入荷、千葉県産。なんと7.2kgある。私の15cmの定規が分かるかな。10月22日撮影。

10月25日昨日撮影の青森県産のドンコ(エゾアイナメ)。私のペンネームにしたいと考えている魚である。

右は岩手県・久慈産イシダイ(1尾)・イシガキダイの入り合わせ。温かい地方の魚なのだが、すっかり見慣れた。
入り合わせも海がこのような状況では入荷がない。困ったな。
明日は休市日。
Filed Under (中津川の鮭) by suisan on 25-10-2010
Tagged Under : 中津川の鮭
昨日はいつものウオーキングコース近くの中津川・浅岸橋から鮭の写真を撮りたくて出かけた。

川に遡上する鮭は常に痛々しい。
セビレ、ハラビレや全身が白くきずついている。
何を思い、何を考え生まれた川に戻ってくるのだろう。こんなにキズだらけになり・・・。
そして一瞬の産卵がすめば後は”死”が待っている。
上の写真は浅岸橋のすぐ下。こちらの写真は橋から20mぐらい下流の浅瀬。目に見えるだけでも十数匹はいる。

夕方、歩きながら中津川を見るとあちらこちらに白い魚体が横たわっている。
DNAに刻まれた”種の存続”のために。
死んだ鮭は他の動物たちの餌となり、そして微生物に分解される。
かたや産卵された卵の何分の1かが孵化し、幾多の危険を通り抜け数年後にはこの川に戻ってくる。
ふと、人生の半分以上生きてきた私は果たして何を残して死んでゆくのだろう。
・・・・。
なんて考えるガラでもない。
明日から又、ブログネタを探して頑張る。
Filed Under (入荷多いが) by suisan on 15-10-2010
今日も魚の入荷は多い。だが、ブログネタにはとぼしい。
館内、色々写真を撮って歩いたが・・・。
築地から「ツムブリ(オキブリ)」が送られてきた。和歌山県・串本産。
「オキブリ」として2009年4月28日に紹介がすんでいる。

我社でも知らない営業マンもいるので、卸して見せた。
この魚、寒い時期にはもっと脂がのっている。サイズも小さく残念。
(このサイズではまあまあなのかな)
秋田県からはズワイガニの「メガニ」が盛岡水産に入荷していた。

良く「セイコガニ」と言う方もいるが、この表示はまずい、と思う。
こんなに小さくとも勿論、成熟している。
オスと違い、抱卵期間は脱皮が出来ない。そのために成長できない、といわれる。
ただ、料理としては手間がかかる。
簡単に味噌汁にでもすれば良いのだろうが、それでは宝の持ち腐れ。
細い足から身を取り出し、甲羅に移し、内子、外子を入れ焼く。絶品な「焼きカニ」が出来る。
こんなに手間、暇かける料理人はそんなにいないのではないかな。手をかけただけお金になるのに残念。
新潟県以北では10月1日から5月31日まで解禁となっているが、富山県以西では11月6日から1月30日までが漁期。
富山県以西では乱獲を恐れ、自主規制している所もある。
Filed Under (そろそろかな?) by suisan on 14-10-2010
Tagged Under : そろそろかな?
今朝、4時30分頃の市場。
左は岩手魚類側からの売り場。右は盛岡水産の荷卸場。カツオ、サンマなどで混雑している。他の魚も入荷が多い。

今日の大槌からの「入り合わせ」。やっと北の魚が主流となってきた。
マツカワガレイ、ドンコ、ヒラメの子供たち。

こんな小さなマツカワ。片方では放流事業も行っているのに、いくら網にかかるからと言ってもったいない。
ともあれ、海水温が低くなり始めたかな?
サンマも漁場も北三陸沖にまで南下してきたようだ。
ただ、形が小さい。昨年のように200gアップなどあまり期待できない。
4kgに25、28、30尾サイズは格安になってきた。だが、どうせサンマを食べるなら大きい方がうまい。
個人的に千葉県在住の兄貴が「特大サンマ」を待っているが、今だ送れないでいる。
この分だと今年は送れないのかな。
Filed Under (市場まつり) by suisan on 12-10-2010
Tagged Under : 市場祭り
10月10日、一年に一度の「市場祭り」が行われた。
前日朝までの天気予報が「降水率80%」。誰しもが”雨”を予想して準備していたと思う。
10日の朝の天気予報「曇り」に転じ、屋外での開催が決定。
8時40分からは屋外ステージで太鼓の響きで開会式スタート。

正面にはマスコットキャラクターなどがお目見えし、会場を盛り立てた。
「雨」の予報が一転「曇り」になり、外出を控えた方々が一機に訪れたような気がした。
昨年よりはるかに多いお客様が会場をねり歩いたように私には見えた。

我社は例年通り「塩かん」。紅鮭や塩マス、明太子、タラコ、筋子など販売。
開店と同時に多くのお客様が水産棟へ飛び込み、思い思いの品物を購入していった。
まるですぐにでも「完売」になりそうな勢い。驚くばかりである。
正午ごろ、お客様が切れはじめ、時間の経過が遅い。今度は逆に売れ残るのでは?の心配も・・・。
何とか午後2時の終了までには全て「完売」することが出来、一安心。

マグロ解体ショーの後での”マグロ競り”締めくくりはジャンケン大会。マグロブロックがもらえるとのことで大盛り上がり。
屋外でのフリーマーケットも大盛況。
市場の皆様、ご苦労様でした。
お客様方、有難うございました。また来年お目にかかりましょう。
色々な企画を考えておきますのでよろしくお願いいたします。
Filed Under (入り合わせと幼稚園-2) by suisan on 08-10-2010
何故か最近「魚の入り合わせ」と「小魚」が気になる。
これほどまでに「入り合わせ」を購入したことがない。
中には見たこともない魚もあり、多くの温かい地方の魚が混ざっていてビックリすることがある。
そしてこの「入り合わせ」が売れる。今日も大槌漁協より何種類かが入荷。

ここ一週間ほど、新鮮な感動が薄らいできている。新しい発見がない。そろそろ海の温度が下がりつつあるのかな。
イシダイ、イシガキダイ(この2種類は南の魚)、ナメタ、マツカワ、ソイ、ヒラメ、カガミダイ。
入り合わせと共に気になるのが「小魚」。魚の幼稚園。

まず、ムツ。大槌の入り合わせに入っていた。

カイワレ。盛岡水産、秋田県産。

カナガシラ。このカナガシラのアップ、いい表情。可愛らしい!盛岡水産、秋田県産。
明日もいろんな魚と出会えればよいな~。