モロトゲアカエビ(十脚目タラバエビ科モロトゲエビ属)北海道産、岩手魚類入荷。
一般には「シマエビ」や「スジエビ」と呼ばれている。
福井県以北の日本海。北海道西部、サハリンなどに分布。水深180m~530mの泥砂底に生息。
珍しくはないが漁獲量が少ない。産卵数が少なく再生能力が低いのでは。専門の漁はないようだ。
書物によれば、タラバエビ共通の特徴として、オスからメスへ性転換する。
「隣接的雌雄同体 雄性先熟」→稚エビから雄として成熟し、機能した直後から性転換が始まる。
精巣その他の雄性生殖器官が退化し、変わって卵巣およびその他の雌性生殖器官が発達し雌として成熟する。
タラバエビ科は複雑なエビである。ただしこのエビは生命力は強いようであるし、鮮度落ちが一番遅いようである。
味はアマエビよりあっさりしていて、味のバランスはタラバエビの中では一番旨い。
生食、焼き、唐揚げなど美味しく食べられる。
最大で13cmぐらいまで成長する。
鰹が入荷している。
静岡や三重、千葉などに水揚げされているが漁場は小笠原諸島近辺。
写真は6.8kg。静岡県に水揚げされたものである。