ホテイウオ

Filed Under (ホテイウオ) by suisan on 19-01-2009

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ホテイウオ(カサゴ目ダンゴウオ科ホテイウオ属)北海道産、盛岡水産入荷。

先週末からホテイウオ(布袋魚)を見かけている。ユニークな姿、顔。面白い魚である。

北部太平洋に広く分布。日本海側は若狭湾以北、太平洋側は神奈川県三崎以北、北海道周辺。

夏場は水深100m程で生息しているが産卵期は水深10mぐらいの浅瀬で行う。

産卵孵化したものは浅い岩場にて吸盤などで吸い付き生活するが、夏ごろには沖合いに向かう。

3年ほどで成熟。12月から4月ごろ産卵のため浅瀬に移る。(この頃が漁期)

産卵が終わればオスが卵を守るが、やがてオスもメスも死んでゆく。

身体は丸く、つるつるして柔らかい。目が離れ、オスとメスは体の色や吸盤の大きさで見分けることができる。

今日は全てオス。1尾約1kgほど。メスのほうが高い。(卵巣があるから)

料理はなんと言っても「ごっご汁」(北海道や東北では「ごっご」と呼ぶ)や鍋。

ぶつ切りにして水でよく洗う。表面のぬめりや臭みを取るため。(熱湯をかければぬめりは取れやすい)

身は白身でゼラチン質。骨も軟骨で食べれる。卵、白子、肝、胃袋などほとんど食べれる。

卵は汁に入れれば「卵汁」になる。これもよいがほぐして醤油、酒、ミリンなどに漬ければイクラとも違う味が美味。

その他にはから揚げ、肝は身とともに酢味噌で合えると美味しいとのこと。

 

岩手魚類に21.6kgも巨大アンコウが入荷。岩手県船越産。(金沢水産より)

盛岡の老舗「阿部魚店」に購入していただいた。

何人分の鍋ができるのだろう。肝だけでも2kg以上ありそう。

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