ヒガンフグとメカブ

Filed Under (ヒガンフグ) by suisan on 27-01-2009

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弊社はフグの専門店ではないが、いろいろなフグが見える。

今日はヒガンフグ(フグ目フグ科トラフグ属)。岩手県大船渡産、盛岡水産入荷。

本名は「ヒガンフグ」だが「アカメフグ」と呼ぶところもある(箱にはアカメフグと書いてある)。

が、本来の「アカメフグ」は別にいる。

漢字で「彼岸河豚」。

春の彼岸頃良く獲れるから、と言う説と「食べると彼岸にゆく」、すなわち死んでしまうという意味があるとか?

日本各地、黄海、東シナ海に分布。30cm位になる。

市場での入荷は少なく、値段はトラフグより安く、ショウサイフグより高いようだ。

肝臓、卵巣は猛毒。皮膚、腸は強毒。筋肉は無毒(弱い毒がるのもいるようだ)。精巣は弱毒。

要注意のフグ。調理は一般人は原則的に行わないこと。食べるなら自己責任で。

ただ、専門家は密やかに美味しいフグとされているようだ。

硬く締まって刺身は非常に美味しいとのこと。鍋、唐揚げ、焼きのもにも合う。

11月27日に「フグの達人」様より7種類のフグを食べさせてもらったが、どれが「アカメフグ」か覚えていない。

何度も言うが「フグ料理は専門家にお願いしてください」。

 

メカブ、三陸産、盛岡水産入荷。

三陸は海藻の宝庫でもある。特にワカメは最高級品。そのワカメの根元部分が「メカブ」(ワカメは海藻なので根はない)。

1月ぐらいから3月下旬頃まで、ワカメの漁と同時に収穫する。

根元部分に折れ重なりひだ状になり、生殖細胞が集まった部分を指す。昆布の一種ではない。

ミネラル、アルギン酸など多く含まれている。

茎の取り除き千切りにして、熱湯を加えればあざやかな緑色になる。(すべるので手を切らないように)

お好みに応じ醤油やめんつゆをかけ食べる。

春の味である。

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