サワラ

Filed Under (未分類) by suisan on 08-05-2009

サワラ(スズキ系スズキ目サバ科サワラ属)写真は岩手県宮古産。

北海道南部から沿岸域から東シナ海まで、東アジアの亜熱帯・温帯域に分布。

日本海南部・黄海・東シナ海までの分布と、瀬戸内海から西日本太平洋に分布する系郡と2つに分けられ、前記は黄海、後記は瀬戸内海を産卵場としている。

そのためサワラは西高東低、特に西日本で多く食べられている。特に岡山県周辺は刺身、香川県などは卵巣でカラスミなど作られている。

サワラは出世魚尾の一つで40~50cmをサゴチ(サゴシ)、50~60cmをナギ、60cm以上をサワラと呼ぶ。

産卵期は春から初夏。何回かに分けて産卵し、仔魚当初から鋭い歯を持ち、自分と同じぐらいの大きさの他の魚を貪欲に食べる。当然肉食性で普段でもカタクチイワシやイカナゴなどの小魚を食べている。

一年で45cmほどに成長し、2年で65cm、4年で85cmぐらいに成長する。寿命は6~8年。最大で1mを超える。

メスのほうがオスより大きくなり、細長い体型と左右に平たい。体内には浮き袋がない。

料理は鮮度が良ければ当然刺身。皮を焙り刺身、握り寿司にする。脂ののる時期は(秋から冬)トロに似た食感がたまらない。

酢締めは前記の岡山の名物の「ばらすし」には無くてはならない食材。どちらにしろ、鮮度が落ちやすいので早めに食べなければ旨みが半減する。

身が柔らかく、見割れしやすいので煮魚には向かない。西京焼きや幽庵焼きなどが美味。

魚偏に春と書き「サワラ」と読む。特に珍しい訳でもなく年中姿が見える。

上の写真は活締め、鮮度もよいので刺身で食べたい。

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