カンパチ

Filed Under (未分類) by suisan on 16-03-2010

だいぶ入荷状況が良くなってきた。

ズワイガニや平目、カツオ等量も増えてきている。店にはコウイカやコハダなども入荷している。

   

昨日、入荷した天然のカンパチ。約50cm、1.5kgと小ぶり。

カンパチは南日本。東部太平洋を除く全世界の温帯・熱帯域に生息し、全長1.8m体重80kgにも成長する魚である。

(スズキ目アジ科ブリ属)写真は長崎県産、盛岡水産入荷。

  

産卵期は3月から8月。旬は夏だが年中、旨い魚である。

孵化した仔魚はプランクトン生活をするが、稚魚になると動物プランクトンを食べながら成長し、成長と共に魚食性が強まりイカナゴやイワシ類、アジ類や頭足類、甲殻類なども食べている。

成魚は水深20m~70mぐらいに多く、単独もしくは群れで生活する。

氷水に入っての入荷なため、色が白い(表面)のでどうかと思い卸して見た。

産卵期のせいで脂が不足かなと思われたが、やはり天然カンパチ、歯ごたえ、旨みなど申し分ない。

  

出世魚の仲間で関東ではショッコ(35cm以下)→シオゴ(60cmまで)→アカハナ(80cmまで)→カンパチ(80cm以上)。

これで見ると写真はシオゴ。

以前にもシュッコサイズの紹介をしたが、やはりカンパチは小ぶりでも旨い魚である。

正面から見れば漢数字の「八」の模様があるため(体側にかけて)にカンパチ「間八」。冬の献立には「寒八」とも書く。

ただ、大きく南方系のカンパチには「シガテラ中毒」の報告もあるので注意が必要。

明日は「休市日」。休み明けもより沢山の魚が入荷するようにと願う。

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