カスザメ

Filed Under (カスザメ) by suisan on 05-08-2010

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昨日の盛岡の最高気温が今年最高の33℃。今日は35℃が予想されている。

朝から太陽が顔を出し、何もかも熱している。暑い!

連日、魚の入荷が少なかったが、今日は一気に増えた。

秋刀魚も「棒受け漁」が始まり、大きくキズ(網の痕が残らない)のない秋刀魚が入荷し始めた。

秋刀魚は又の機会に写真を載せよう。

今日は築地から送られて来た「サメ」について。(名前が分からないので鮫にしたとの事)

調べてみたら「カスザメ」カスザメ目カスザメ科カスザメ属。茨城県産。活〆なので頭にキズがある。

  

一見、エイかと思ったがれっきとした鮫。

日本では東北地方から九州、フイリピン周辺海域にかけての温暖な海に生息。

水深100mから300mぐらいの大陸棚近辺で捕獲されるようだ。

普通のサメと違い砂に潜り、大きなサメなどに狙われないようにし、口の形から自分の体の上を通り過ぎる魚などを食べている。魚や甲殻類、軟体類などが餌。

  

気性は穏やかで人を襲うことはないが、むやみに手をだせば反撃を食らう。

最大で2mぐらいになり、日本近海には「コロザメ」と呼ばれる似たサメが分布している。

体の前方、上側に穴が開いていて、目のように見えるが”噴水孔”で直接口とつながっている。

餌を海水と共に大きな口ですくい噴水孔から海水を出すのではないか。

  

目は噴水孔から口にかけた真ん中あたりにある。社員が書いた絵が面白い。(顔は私?)

利用方法は鮮度よければ刺身も可能。ただ、あっさりしすぎてあまり美味しいとはいえないようだ。

酢味噌など付けて食べるとの事。

煮魚やフライなどが旨さを引き出し、その他にはやはり練り製品になる。

皮は昔から滑り止めとして刀の柄などに巻いたり、ヤスリの代わりに使ったなどの記録がある。

「親子でめぐる市場体感ツアー」で紹介したら子供達のウケも良かった。

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