盛岡市市場では他の魚と混じって入荷があるものの、「カイワリ」だけの入荷が少ない。
カイワリ(スズキ目アジ科カイワリ属)鹿児島県産、岩手魚類入荷。
太平洋側は金華山以南、日本海側は能登半島以南の日本各地から南西諸島、台湾、ジャワ島海域、南アフリカ海域に分布。
やや深い、どちらかと言えば砂泥底に生息。小魚、甲殻類など捕食。最大で40cmぐらいになるという。
大きな魚などに随行し身を守る姿がかわいらしい。
アジに比べ扁平であるが体の高低が高い。側線は強く湾曲するが第15.16軟条下からは直走する。
顔はシマアジに似ている。
料理は刺し身や塩焼き、煮つけ、ムニエル、フライなど。
刺身は「非常に美味しい」との評価。大きければ大きいほど旨い。身がきめ細かく脂身、旨みとすばらしい。
アジの仲間で一番旨いのでは、の声も聞かれる。
塩焼きも絹のようなしっとりとした味わい。
カイワリは水揚げが少ないため知名度が少ない。上記したように小魚が他の魚に混ざって入荷するので盛岡の市場でも鼻にもかけられなかったが、魚を知っている人ほど「カイワリ」の評価が高い。
産卵は秋、9月から11月ごろ。
清次郎イオン店や盛岡市山岸のすし屋さんが購入してくれた。
「旬は夏、時期的に?でも鮮度が良いので買います」ーまいどあり!